JASON 5.0
- 分子構造作成エンジンが強化され、明示的な水素の追加/削除、2D分子（平面）の3Dへの変換、SMILESやInChi文字列による分子作成、ChemDrawファイルの読み込みなどが可能になりました。
- アレイスペクトルと、一連の1次元スペクトルから擬似2次元データセットへの変換の改良に引き続き取り組んでいます。擬似2次元データセットに関連するアレイ表示タイプを明示的に指定できるようになりました。この機能により、反応モニタリングや擬似2次元がサポートされていないデータ形式を含む、より多くのデータセットにJASONの洗練された擬似2次元解析ツールを適用することが可能になりました。
- 最先端のNMR処理機能を改良し導入しました。例えば、2次元Covarianceは、2次元NMRスペクトルから化学情報を抽出するのに役立ちます。
- SMILEQは要望の多かった機能を搭載しました。SMILEQの直感的なqNMRツールを使用して、混合物を解析できるようになりました。
- BeautifulJASONなどによるJASON自動化の急成長アプリケーションをサポートするために、さらに多くの機能が導入されました。
- GUIと革新的なキャンバスがさらに改良され、より使いやすくなりました！
- いつものように、我々は使いやすさとパフォーマンスのために内部改善を行い、いくつかの厄介なバグを取り除きました。
JASON バージョン 5.0 で何ができるかをご覧ください。
NMR:
- 一連の1次元スペクトルから擬似2次元データセットへの変換が大幅に改善されました。擬似2次元データセットに関連するアレイ表示タイプを明示的に指定できるようになりました。
- 溶媒シミュレーションのラインシェイプの改善
- NMR処理:
- 2DダイレクトまたはインダイレクトCovarianceを行う新しい処理関数の追加
- FIDのDC対応するための新処理 これにより、いくつかの古いデータにおける中心周波数のアーティファクト処理が改善されます。
- 位相調整に新しいパラメータ追加 生データ」インポート手順から他のすべてのパラメータ値をリセットするようにしました。これにより、ルールとともに保存された処理テンプレートの実用性が向上しました。
- NUSの新しいドメインタイプ追加S NUSのデータ表現と処理をより簡単にします。
- アポダイゼーションとゼロフィルは、デフォルトの優先順位を強制せず任意の順序で適用できます。
- セミリアルタイム実験をサポートするために拡張されたFlatten機能によるピュアシフトデータ処理 対応
- CLI(Command line interface)を使用してJEOL Delta処理リストのインポート が可能になりました。
- 帰属：
- 分子構造内の原子を選択すると、2Dスペクトル上で予測が表示
- ファイルのインポート：
- ParametersにBrukerデータセット情報のための新しいセクションが追加されました。これにより、より情報量の多いスペクトルタイトルを作成できるようになりました。
SMILEQ:
- 混合物解析対応
MAGRES:
- 結晶構造が正しい結合タイプ（単結合、二重結合など）の自動検出
- 分子構造：
- JASONに RDKit ライブラリを統合
- 3Dビューアーは、JASON図面から平坦な2D分子をリアルな3D分子に変換します。
- 分子作成はSMILES、SMARTS、InChI文字列の利用が可能です。
- 外部化学描画ツールから分子をコピーし、JASONに貼り付けることができます。
- 水素表示のON/OFF切替え
- ChemDraw CDXMLファイルをJASONに読み込むことができるようになりました。
- キャンバスとGUI：
- キャンバス上に空のページ列挿入
- スペクトルの横のテーブル配置の改善（例えば、ピーク、積分テーブルが作成されるとき）
- コンテキストツールバーの表示・非表示の切り替え
- 傾斜表示の “トレーススタックビュー”：リセットとズームが大幅に改善されました。
- 1次元スペクトルの描画品質がさらにわずかに向上
- リンクの編集」の機能改善。いくつかのトリッキーなケースにおいて、複雑なリンクネットワークのリンクの処理を合理化しました。
- JASONにテキストをペーストすると、キャンバス上にテキスト・アイテムが作成されます。
