JASONバージョン3.1が登場し、NMR処理・分析機能と自動化オプションが拡張されました!
DOSY機能が拡張
JASON 3.1では、DOSY結果を報告する新しいテーブルが導入され、Arrayedテーブルやチャートと並んで、Kineticパネルから作成できるようになりました。
フィッティングダイアログでは、Stejskal-Tanner方程式がサポートされ、拡散データのフィッティングやDOSY解析を視覚化することができます。パルスシーケンスパラメータから直接、補正された拡散時間の自動計算機能を導入しました。 外部コマンド処理スクリプト(関連記事:External Command processing scripts, を使用して、リファレンスデコンボリューションを使用することで、DOSY処理をさらに向上させることができます。(外部NMR処理スクリプトはこちらからダウンロード可能です here .
BeautifulJASONの紹介
JASON3.1と同時に、Python™による新しいパワフルな自動化プラットフォーム、BeautifulJASONをお届けします。BeautifulJASONパッケージをインポートするだけで、PythonプロジェクトからJASONの機能を直接利用できるようになりました。ラボのワークフローを自動化したり、分析データを活用したAIプロジェクトを始めようとお考えですか?BeautifulJASONは、あなたのアプリケーションからJASONにアクセスするために必要なツールを提供します。
BeautifulJASONがどのようにあなたの業務を拡張し、自動化を可能にするか、詳しくはこちらをクリックしてください Click here 準備ができたら、以下のコマンドで簡単にインストールできます: ‘pip install beautifuljason’. わずかな時間で、あなたのプロジェクトにもたらすすべての機能と改善を探求する準備が整います!
SMILEQの自動化機能をさらに強化
JASON 3.1では、SMILEQプラグインの新バージョンがリリースされました。
自動化と使いやすさを考慮し、ユーザーインターフェースが更新され、SMILEQは実験データセットからのqNMRパラメーターのデフォルトマッピング機能を持つようになり、解析に集中できるようになります。カスタムマッピングは引き続き完全にサポートされています。計算速度も向上しました!
複数の標準物質スペクトルや標準物質スペクトル内の複数のシグナルを使用することができるようになりました。外標準法では、パルスシーケンスパラメータ補正(PULCON)と溶媒補正(SOLCOR)に対応しました。
最も重要な点として、SMILEQはISO 24583に準拠したqNMRの不確かさバジェットの計算ができるようになりました。この新バージョンでは、qNMR結果を報告するためのオプションも増えました。
これらは、JASON 3.1の新機能の一部です。そのほかにも色々な更新があります。ぜひ、JASON 3.1とそれに伴う新機能をご活用ください。 full list here.
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